プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 805号 /2016年08月06日発行

病院と庁舎移転とLNG火発 海洋拠点構想との整合性は?

23日、桜ヶ丘病院の移転を考える会と市側との会合は最終局面を迎える。同会は田辺市長に出席を求めたが、他の公務との調整がつかず欠席だという。

津波浸水想定区域で、災害対策本部を置くことさえ危ぶまれた清水庁舎を、なぜ候補地として残すのか。病院移転で周辺に賑わいが生まれるというが、どういうことか。

その前に、現庁舎はどこへ、どのような形で移転するのか。水面下では清水駅東口公園に移転、高層マンションと一体的に建設し、その借地料で庁舎建設費を賄うという計画が動き出している。しかし、その隣接地では国内最大級の火力発電所の建設計画が進行中だ。計画に支障はないのか。

過日、市長は地元経済団体主催の講演で「日の出地区の企業跡地を取得しアクアリウム施設(水族館)を建設。同地区を世界レベルの海洋文化拠点にするする」と話したという。港周辺の開発と海洋研究と人材育成、それに観光を結び付けようという構想だ。

市の構想と、これら一つ一つの問題との整合性をどう考えているのか。市長は市民の不安と疑問に直接答えるべきだと思う。


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