プリズム

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BayPRESS 847号 /2018年06月09日発行

幸福度ランキング13位 体系的な対策必要

「全47都道府県幸福度ランキング2018年版」が東洋経済新報社より刊行された。  政令指定都市別では全20政令市中、浜松が総合1位、静岡市は13位だった。

浜松市は財政健全度など自治体の基本的な力を示す基本指標で3位、健康診査受診率など健康分野で2位、家族や地域社会のつながりを表す生活分野で3位と高順位だった。

一方、静岡市は基本指標が14位、雇用環境など仕事分野が13位、国際会議外国人参加者数など文化分野が14位。生活分野では2位だったが、総合順位で及ばなかった。

同社オンライン編集部は「基本指標は、人口動態や所得、財政健全度など、都市の持続可能性や住民生活の根幹を支える重要な都市の土台。各都市が抱える課題等を的確に捉え、状況に即した総合的かつ体系的な対策を講じることが求められる」としている。

静岡市では大型の建設投資が立て続けに予定されている。市民の幸福度を高めるため、総合的かつ体系的な計画となっているのか。厳しい財政状況下、後世に中途半端な施設と借金だけが残ったと言われぬよう、議会審査のハードルは高くあるべきだと思う。


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