プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 854号 /2018年10月13日発行

地域特性に応じ備えを 大災害が複合的に発生

台風24号の影響で停電。外は漆黒の闇。荒れ狂う風が唸りながら家を叩いてくる。心から「怖い」と思った。台風一過。未だに断水や停電で不便な生活を強いられている市民も多い(3日現在)。記憶が褪せなうちに、すべての家庭で今一度、自然災害について考え直す機会にしてはいかがだろうか。

 1959年に発生した伊勢湾台風(死者行方不明者5,098人)に代表されるように、かつては災害といえば台風だった。それが1995年に発生した阪神淡路大震災(同6,437人)、2011年に発生した東日本大震災(同22,233人)、そして平成30年7月豪雨(同230名)等によって、地震による液状化や津波、豪雨による氾濫、地滑りへの対応も急がれるようになった。

 「想定を超える大規模災害は今後も必ず起こる」と強調する専門家は多い。
 南海トラフ地震の30年以内地震発生確率は70%から80%に高まった。地球温暖化の影響で豪雨や台風などの災害も拡大していくという。

 特に最近、多くの人が命を落とす大規模災害が複合的に連続して発生している。住んでいる地域特性を把握し、できる限りの備えをしておくことが大切だと思う...


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