このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。
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BayPRESS 876号 /2019年10月26日発行
12日静岡県に上陸した台風19号は、日本列島に大きな爪後を残した。被災された方々に、心からお見舞いを申し上げたい。温暖化の影響で、台風は大型化していくといわれる。災害列島日本、改めて自分や家族の命は自らの手で守る覚悟が必要だ。
論語に「迅雷風烈(じんらいふうれつ)には必ず変ず」という言葉がある。孔子は自然界の異変があると、これを「天の戒め」として、必ず慎みの態度をとったと伝えられる。大自然を前に、人間は謙虚であるべきとの教えだ。
静岡市議会は、新清水庁舎の移転に関連した、田辺市長提出の議案を賛成多数で可決した。「攻めの防災拠点」として津波浸水想定区域に、他の市町では本庁舎なみ約95億円の区庁舎を建設する計画だ。
報道各社の市民意識調査では、いずれも反対が賛成を大きく上回る。子や孫に災害の不安やツケは残してはいけないと考えるのは当たり前の事。でも、現市政から「謙虚」さを読み取るのは難しい。
「まちの未来は みんなで決めよう」。住民投票にむけた住民発議の署名開始は11月22日から。署名収集ボランティアの募集が始まっている。 (K)
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