プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 870号 /2019年06月22日発行

スタジアム建設最優先! 複合型でまちに賑わいを

 エスパルスが横浜F・マリノスに3対2で逆転勝利。最下位を脱出した。選手たちの意地、サポーターの熱い想いを肌で感じることができた。

 当日は雨。家内と久しぶりの観戦。試合前、楽しみだったスタジアムグルメは通路の隅で味わった。時折激しくなる雨と風に体が冷えた。お年寄りや女性にとっては、決して楽な観戦とは言えない。

 静岡市が所有するスタジアムは開場して約30年が経過。途中大規模改修も行われたが、「観客席全てに屋根をかけること」「洋式トイレの設置」など、Jリーグのクラブライセンス施設基準は満たしていない。

 2014年、エスパルスが「近い将来、クラブ存続も危ぶまれる」として、新スタジアム建設要望書を田辺市長に手渡したが動きはなかった。

 4月に行われた選挙戦で市長は建設に向けた姿勢を明確にした。「清水駅近辺」と特定した場所は民間企業が所有。市財政も今後一層厳しくなるが、何より優先して着手すべき事業だと思う。

 コンサートやイベントなど様々な目的で使用できる複合型スタジアムの建設こそ、確実にまちの賑わいに結びつく。市長には早期に事業の具体化を。サポーターや区民、経済界の応援も不可欠だ。


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