プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 869号 /2019年06月08日発行

「パ・タ・カ・ラ」で口の運動 要介護にならないために

 ①一年間で体重が4~5キロ減った②疲れやすくなった③筋力(握力)が低下した④歩くのが遅くなった⑤身体活動力が減った。当てはまる項目が多いほどフレイルの疑いが高まる。フレイルとは健康な状態と要介護状態の中間、虚弱を意味する。

 「We Love Teeth 歯っぴい噛む噛む8020(一面参照)」に参加した。清水歯科医師会が、歯の衛生週間にあわせて開催する恒例の事業。改めて口の健康を保つことの大切さを実感した。

 要介護状態を防ぐ「3つの柱」は「運動」「食生活」「社会参加」と言われている。いつまでも、健康で楽しく過ごすためには多少の努力が必要。今からでも決して遅くない。

 食生活に関連する歯と口腔の状態が悪化すると、栄養をとりにくくなったり、誤嚥性肺炎を起こすなど、全身の健康にも確実に悪影響を及ぼす。 歯磨きや定期的な歯科検診などとともに、飲み込む力の衰えを意識的に防ぐことも大切。紹介していただいた、高齢者にお勧めの口腔体操の一つが「パ・タ・カ・ラ」。しっかりと発音することで口の周りの筋肉や舌の機能アップにつながるとのこと。

 口腔フレイルについては歯科医院で気軽に相談を。


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