プリズム

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BayPRESS 972号 /2025年03月08日発行

大型建設事業について総括質問 それぞれの効果と課題を明確に

 2月定例市議会では大型建設事業について質問した。

 「海洋・地球総合ミュージアム」は議決から2年間で、大きな変化が生じている。建物を支える基礎の設計ミスや建設資材の高騰で建設費が増高すること、さらに博物館機能の中心だった東海大学が大きく手を引く形と
なっている。

 目玉となる博物館機能は維持できるのか、建設費はどれほど増高するのか、変化による経営の見通しはどうかなど、一度立ち止まって整理する時期に来ていると考える。

 「アリーナ整備事業」は事業費300億円余。33年間の経済波及効果を5236億円と試算する。市長肝いりの事業。

 民間からの寄付金を活用するために基金も創設された。市の負担がどの程度減るかが判断基準の一つだ。難波市長の手腕に期待したい。

 「新サッカースタジアム」は再整備、建て替え案件であり前出の整備事業とは異なる。移転新築を軸に清水区の核的施設として、他の建設・整備計画より優先して検討すべき案件と考える。

 清水区役所の窓口機能、海洋拠点施設などの複合・併設を含め、改めて検討してはどうか。


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