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BayPRESS 971号 /2025年02月15日発行
清水さくら病院の竣工式に参加した。最新の医療機器を備えた病院が建設されたことを喜びたい。
これまで、地震発生時には災害弱者となる人たちがいる病院の移転先は、津波浸水想定区域外を最優先で検討すべきと主張してきた。移転先が決まれば除却まで数十年。その間、必ず大規模な地震に遭遇する。
築60年を超え老材化した同病院の移転そのものに反対したわけではない。問うてきたのは移転先、立地上の安全性だ。
同病院では約6m 構造体をかさ上げ、中枢機能や重要機器を2階以上に配置。 災害時の孤立化への対応として、水や非常用発電機の燃料を3日以上確保するとしている。
建築資材高騰の中で、市議会での議論や市民の不安を受け止め、できる限りの対応をしていただいたと思う。
ただ、立地上のリスクが完全に払拭されたわけではない。日常の医療活動の一層の充実とともに、災害を想定した様々な準備、対策の強化を望んでいきたい。
診療科目は桜ヶ丘病院と同じ、内科・整形外科・泌尿器科・眼科・歯科口腔外科・放射線科・甲状腺科で、3月1日にスタートする。
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