プリズム

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BayPRESS 936号 /2022年07月30日発行

課題の収益性は複合化で解決 清水に新しいスタジアムを②

 長崎市ではジャパネットHDが約700億円をかけ、サッカー専用スタジアム等の建設に着手。将来的にはビジネスモデルとして全国に展開するとのこと。

 場所は長崎駅から徒歩10分。スタジアムの年間利用見込客は40万人。約2万席の客席とピッチの距離は約5m。観客席の中に選手ベンチを設ける等の工夫も。

 スタジアム運営の課題は収益性。J2Vファーレン長崎のピッチ利用は年間90日程度、残りの約260日をどのように使うかが課題となっていました。

 スタジアムにはホテルを併設。また、敷地内にはアリーナや商業施設、オフィスビル等を配置。エリア全体として誘客を図る仕組みになっています。

 ホテルにはスタジアムビュー、長崎港ビューなどの240の部屋を設け、プールからも試合が観戦出来る仕掛けで年間18万人の利用を想定。

 また、アリーナではプロバスケットボールクラブの試合のほかコンサート、ディナーショーなどの開催がが可能。収容は6千人で年間60万人の利用を見込んでいます。

 長崎市に出来て静岡市に出来ないわけがない。次回は課題と波及効果。(続)


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