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BayPRESS 828号 /2017年08月05日発行
桜ヶ丘病院の移転について「はなしの港」欄に葉書が届きました。「桜が丘公園に病院をとの声が聞かれますが、子どもたちが走り回れる公園を残してほしい」というものです。
同公園は近隣住民のみならず区民にとっても大切な財産。失いたくないとの思いは同じです。その一方、津波浸水想定域にある清水庁舎への病院移転は、明確な対策が示されていない以上、納得できるものではありません。
関係する土地について見てみましょう。まず、現桜ヶ丘病院の敷地面積が約8千5百㎡。桜が丘公園が約2万2千㎡(テニスコート含む)。そして、移転先とされていた大内新田の用地が約3万㎡です。
現病院の敷地面積は桜が丘公園の約39%。さらに病棟等の効率的配置、外来駐車場の立体化などで、病院と公園の共存、再整備は十分可能。また、病院側所有の土地、現桜ヶ丘病院や大内新田についても、公園やスポーツ専用グラウンドへの転用を含め、市が地域住民や病院側と事前協議すべきと考えます。
時間的余裕はあるはず。清水庁舎と公園、二つの候補地の具体的な条件を揃え、改めて近隣住民、区民の意向を把握、その上で移転先を決めるべきだと思います。
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