プリズム

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BayPRESS 949号 /2023年04月22日発行

地域の力衰弱 危機的状況  市政と議会に意識改革必要

 難波市長が大井川利水関係協議会に入会する意向を明らかにしたことに対し、自民党静岡市議団の鈴木和彦会長は、『もっと謙虚な人かと思っていたが、強引になってしまった。議会を尊重し、相談しながらやってほしいと注文を付けた』という。

 『自民党市議団が今回の選挙で難波市長を全面支援した経緯がある』ことを踏まえ、4月14日静岡新聞が報じた。

 難波氏は当選直後「特定の政党から支援を受けたからと言って、その意向に大きく影響を受けることは無い」と断言。 鈴木会長の発言は「議会」を「自民党市議団」に変えると筋が見えてくる。

 人口減少率が、全国20の政令市中で最も高い理由につて、難波市長は「ハコモノや行政サービスの無償化は分かりやすいが、その一方で都市の基礎体力、体幹強化策は先送りにされてきた」と指摘。

「これまでの延長上の市政では地域社会の大きな力が衰弱してしまう危機的状況にある」とさえ話す。

 「議会」は行政を監視する役割を十分に果たしてきのか。

 難波市長の手腕に期待するとともに、旧態依然とした「議会」にも意識改革が求められている。


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