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BayPRESS 818号 /2017年02月18日発行
清水庁舎をJR清水駅東口に移転新築し、庁舎の場所に桜ヶ丘病院を建設する田辺市長の方針が固まった。3月3日まで「清水まちなかタウンミーティング(住民説明会)」が開かれている。
桜ヶ丘病院に近い岡生涯学習交流館や清水庁舎清水ふれあいホールでは、市長のリスク管理に対する考えに厳しい意見が相次いだ。津波被害に関しては市と県の考えは大きく異なり不安は消せないままでいる。
「市民の意見に関わらず方針を変更する気持ちはない」と断言する市長。その一方で、庁舎移転の緊急性、新庁舎の規模、周辺整備にかかわる事業、公有財産を含む関連用地の交換・売買・再整備にかかわる事業、そして市長が「要塞のように万全に対処する」と話すエリア一帯の津波対策など、全体の姿は漠然として見えてこない。
すべては運営母体の正式決定後となる見通しだが、その後の方針撤回は難しい。
市長が語る清水の都市ビジョンは「公益」なのか、それとも「その場しのぎ」なのか。 正式決定を促す前に少なくともリスク管理に関する点は県との調整が不可欠、関連する事業についてはより具体的な説明が求められる。
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