プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 861号 /2019年01月26日発行

住み続けたいは5割 若者の声に耳を傾けて

 平成31年度市民意識調査の結果が公表された。市内全域18歳以上の男女3千人を無作為抽出し1,416人が回答した。市民満足度に関する調査で気になる傾向が浮き彫りになった。

 まず、『市政の運営』に関心を持つ市民は平均で71%。特に10代で高く92%だった。
 自然環境などを理由に『これからも静岡市に住み続けたい』と思う市民が87%だったのに対し10 代は 50%と最も少なかった。

 次に、『子育てしやすいまち』だと思う市民は 53%だが、子育て世代の30代ではそう思うとそう思わないが41%で同数。世代別で最も多かった。

 また、市が主要施策として掲げる『大規模な国際会議など、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベント( MICEマイス)が推進されているまち』だと思っている市民は12%で、思っていないは 73%だった。

 静岡市の人口が再び減少に転じた。昨年は一昨年に比べ3.892人の減。過去最高の下げ幅だという。
 人口の流出抑制と定住人口を増やす施策が急がれる。しかし、このままでは若年層の静岡離れは一層進むのは確実だ。何を望み、何を望んでいないか耳を傾けて欲しい。


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