活動報告

静岡市議会議員として、市民の代表として。

2017.06.29

6月定例市議会質問骨子

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今回の総括質問は①清水まちなかタウンミーティング②清水のまちづくり③清水庁舎の移転④桜ヶ丘病院の移転についてそれぞれ質問しました。

判断理由を明確に!
庁舎移転新築、桜ヶ丘病院移転

 これまでの質問で明らかになったことは、新桜ヶ丘病院の規模も、機能も、また、救護病院としての機能が本当に維持できるかどうかについても、さらに、災害時に桜が丘高校に設置するとした医療機能を強化した救護所の規模も機能も移転によって変更が余儀なくされる医療救護計画も、まだ想定の範囲で、具体的に何も決まっていないということ。
 そして、清水庁舎の移転についても同じ、規模も機能も渋滞緩和策についても、災害対策についても、移転の合理的判断の一つとなった現庁舎改修との明確な工事単価比較も、また、新病院の建設予定地とした清水庁舎の土地と、市が取得し公的な整備について検討していく必要があると位置づけたJCHO所有の大内新田の土地についても、売却、購入、交換等、双方の権利関係と費用はどうなるのか、何一つ明確になっていないこと。
 今、明確になっているのは三つ。一つ目はこれらはすべて、今後二年間、基本構想、基本設計を策定する期間中に検討していくということ。二つ目は、この段階ですでにJCHO側の利益と市の利益が一致しているということ。そして、三つめは、方針は絶対に変えないという田辺市長の強い意志。
 清水まちなかタウンミーティングも「満足」と答えた参加者は半数程度、まちの将来の骨格についても十分検討したとは言い難く、この段階での方針決定に、「強引」との印象を受ける市民は多いのではないでしょうか。

庁舎移転に向け動きが加速
可否を含め冷静に判断を

 一方、学識経験者など約10名で構成される新清水庁舎建設検討委員会の市民枠(2名程度)公募も締切り、移転新築に向けての動きが加速していきます。
 しかし、庁舎の移転新築に関する区民の意向はいつ確認したのでしょう。百歩譲っても、検討委員会では移転の可否を冷静に判断すべきだと思います。
 桜ヶ丘病院の移転を念頭に、田辺市長が焦る気持ちはわかりますが、検討委員会の運営によっては、委員会の存在そのものが民意から離れ、最終局面で大きな混乱を招きかねません。
 庁舎の移転を否定するものではありません。ただ、厳しい財政状況下、概算で約120億円と言われる事業(桜が丘高校二校分)の必然性が本当にあるのか。
 ここ数年で、清水のまちの骨格が決まっていきます。海洋文化拠点構想は実現に向け積極的に取り組むべきだと思います。しかし庁舎と病院の移転は、それぞれ慎重に議論すべきだ問題です。
 今後とも議会活動を通じ厳しくチェックしていきます。ご注目ください。 


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