プリズム

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BayPRESS 963号 /2024年06月29日発行

補正予算案の規模は約54億円 土地の有効利用やワクチン補助

 静岡市議会6月定例会が開会した。上程された補正予算案は約56億4千万円。

 今回の予算の主なポイントを2つ。一つ目は、静岡市土地等利用推進公社(仮称)出資金。予算額は30億円。

 まだらに存在する 耕作放棄地や空き家などを、高度営農用地や企業立地などに変する取り組みや、空き家を市場に流通させるため、新たな法人を設立する。

 二つ目は、帯状疱疹予防接種費用助成金。予算額は1億4千万円。

 助成対象は本年10月1日以降に接種される50歳以上の市民。

 対象となるワクチンは不活化ワクチンで、生ワクチンは対象外。想定接種者数は本年度末までで7千人。接種上限額は一回当たり1万円で、一人当たり2回接種まで。

 50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が発症するといわれる。

 不活化ワクチンは 2回の接種が必要で接種費用は、一般的に1回当たり2万円から2万6千円程度。

 申請方法は議決後 市のホームページなどで告知。

 県内では、浜松市や沼津市などが一部助成を始めている。

 議案は審査の後、7月10日の議会最終日に表決の予定。


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