プリズム

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BayPRESS 955号 /2023年10月21日発行

議会改革度は政令市中17位 投票率向上に秘策はなし

 9月定例市議会が閉会した。難波市長は本会議場にフリップを持ち込むなど、積極的な情報発信に努めている。

 一方、静岡市議会はどうだろう。早稲田大学マニフェスト 研究所が行った令和 4年度の議会改革ランキングによると、静岡市議会は政令指定都市20市中17位。1位は京都市議会。一年中議会を開催す る通年議会。常任委員会までネット中継するなど、常に改革に取り組んでいる。

 静岡市議会では地方自治法の改正に伴い、先ごろ議長が議会基本条例の改正について7会派に意見を求めた。創生静岡、共産党、緑の党からは運用を含め、具体的な改正改革案があがった。

 改正箇所「なし」は4会派。自民党は「条例改正必要なし」、 志政会は「条例とは別に大規模災害につ いて別途協議必要」、公明党は「条例は理念条例。災害や議会運営は別に議論必要」、まちづくり研究会は「必要であればその時に」だった。

 市議会議員選挙の 過去5回の投率は、53%から40%に低下。 市は大学生や学識経験者と連携し、投票率向上に向けた具体策を検討している。秘策はない。投票率向上には議会改革が不可々。議論を始めるべきだと思う。


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