このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。
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BayPRESS 940号 /2022年10月22日発行
今回の豪雨災害で被災し、今なお不自由な生活を強いられている方々に心からお見舞いを申し上げます。
田辺市長は一連のの災害対応に関し「判断は適切だった」と振り返り、職員は「想定を上回る雨量のため対応は不可能だった」と話します。
はたして、市長は事態を正しく理解し、あらゆる事態を想定、与えられた権限を迅速かつ適切に使うことができたのか。また、市の施設上の対策は十分だったのか。
平成30年年7月に発生した西日本豪雨で、甚大な被害に見舞われた岡山県では発災直後に検証組織を設置。関係職員への聞き取りをもとに「豪雨災害を教訓とした災害初期対応等の見直し」をまとめ対策を強化しました。
危機管理は想像力。市長や職員が批判されることを恐れ、自己弁護に終始したとき、市民は再び危険にさらされます。
災害の記憶が消える前に、市長自らの初動や判断を含め全て洗い出し、第三者の目で検証。その上で対策強化をすることで初めて「災害に強い静岡市」の実現が可能となるはずです。
市民の命を預かる意識があるのか。田辺市長の心構えが改めて問われています。
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