プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 888号 /2020年04月11日発行

大沢川の桜 年輪に歴史  冬の寒さに耐え美しく

自宅の近所に流れる大沢川は桜の名所として知られています。川面を花びらが連なって流れる姿は何とも風流、花筏(はないかだ)という言葉がぴったり。毎年、多くの花見客でにぎわう周辺ですが、今年は例年に比べ人通りも少なく、とても寂しく感じます。

約二百本のソメイヨシノは「次世代のために」と昭和45年ごろから地元自治会によって段階的に植樹され、樹齢は長いもので約50年とのこと。

約半世紀、世界では様々なことが起こっています。感染症ではエボラ出血熱やエイズ、新型コロナウィルスはまだ収束の目途が立っていません。

一方、経済界ではブラックマンデーやサブプライム、リーマンショック。コロナ経済危機はそれ以上と予測する声も高まっています。

大沢川の桜並木は、こうした世情を年輪に刻みながら、今年も何もなかったように美しい花を咲かせていました。

冬の厳しい寒さに耐えてこそ美しい桜が咲くように、私たちも多くの事を学びながら、より力強く、そして美しく成長して行かなければ。  不安な気持ちはみんな同じ、来春は清々しい気持ちで、一緒に花見に出かけましょう。「がんばろう清水!」


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