プリズム

このまちの未来について、風間しげきが思うことを綴っていきます。皆様のお声もぜひ、お聞かせください。

BayPRESS 989号 /2026年08月29日発行

忖度せず根回しせず決断 速度と合意形成どう両立

 難波市政への批判を聞くことが多い。

 静岡市の人口減少は、現在進行形だ。市の推計では、このまま対策を講じなければ、生産年齢人口は2050年に2025年比で34%減少する。

 難波市長はこの現実を直視、従来の財政運営から「積極投資財政」への転換を打ち出した。行財政の聖域なき見直しも避けては通れない。

 来年は改選期。一般に選挙が近づけばばらまき型の予算が増え、痛みを伴う改革は当選後に先送りされがちだ。難波市長は忖度せず、根回しせず、必要と判断すれば決断する。その姿勢と速度は、停滞を打破する原動力となる。一方で、改革を急げば、既存の仕組みや利害との摩擦も強まる。

 行政は、正しい政策を決めれば動くほど単純ではない。市民、関係者の理解を得て、初めて政策は動き出す。決断に説明が追いつかなければ、改革は立ち往生する。そこで撤回すれば成果は残らず、対立軸だけが残りかねない。

 難波市長への批判は、ともすれば個々の政策の是非に向かうが、痛みを伴う改革は避けて通れない。速度と合意形成。そのバランスこそが真の課題だと思う。


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